- odawaraetsuko1
スノーボード
2024/06/03
友人の研さんは,スノーボード歴が13年です.スノーボードで経験した,
技を磨き上達する魅力,挑戦する魅力,スノーボード仲間の大切さ,さらに
現在彼が抱えているスノーボードの問題について話してくれました.
今日は,研がどのようにスノーボードに熱中し,こんなに長い間続けたのかを
お伝えしたいと思います.次回の投稿では,スノーボードという作業の見方を
もっとお伝えする予定です.
研は,30代半ばの男性です.14年前に地方都市の病院で働き始めた頃から
同僚とスノーボードを楽しんできました.
コロナによる外出制限後は同僚たちは誰もスノーボードに行きませんが,
研は一人で通い続けました.
研はスノーボードを練習し上達すると嬉しくなりました.
思った通りに雪の上を滑ったり,クルクル回ったりすると興奮します.
思ったところでピタッと止まると満足します.
滑走中は,滑りに没頭し,日常のことは忘れます.
一本滑るとうれしくて,達成感を感じます.
上達するたびに,スノーボードにもっと魅力を感じます.
研が最も好きなのは,障害物を越えながら滑走するスノーボードです.
障害物を越える間は,まるでジェットコースターで登った後に一気に降りた時に
感じるのと同じようです.
研は長い坂を滑りながら,次から次に現れる障害物に意識を集中し,
一つずつ越えていきました.
練習で坂を滑る間は,どんどんスピードが出るし,足は板に固定され,
体の動きが制限されるので,滑走には転倒とケガがつきものです.
研も転倒して肩を亜脱臼し,装着していたヘルメットが破損したことがあります.
研は坂をすべりながらターンしようと,ボードのエッジで坂をキックした時にも,
自分の身体が浮かぶような感覚があります.この浮遊感はかなりの快感です.
研を夢中にさせます.スノーボードを止められません.
スノーボードはソロスポーツですが,スキー場で知り合ったスノーボーダーたち
とのつながりには別な魅力があります.
この仲間たちはお互いにリスペクトし,必要な天候,スキー場,グッズの情報を
共有します.
滑りの技を教え合い,喜んで道具を貸すこともあります.
研は仲間に勧められたスノーボーダ―専用アプリを使って,
滑走距離やジャンプを記録します.
仲間から「いいね」をもらうと,うれしくなります.
この仲間たちのお陰で,スノーボードを続ける気になります.
常にうまくいくわけではないけど,仲間たちから刺激を受け励まされるので
スノーボードを続けられるのです.
研は,いわゆる“セッション”が特に楽しみです.
これは,複数のミュージシャンが即興的に演奏して楽しむセッションのようです.
セッションの間,二人のスノーボーダーが横あるいは前後になりながら滑ります.
スノーボーダーは相手と自分のパフォーマンスに注意を集中します.滑りながら,
相手のパフォーマンスに合わせて自分の動きとスピードを調整します.
このように別のスノーボーダーとのセッションが,研をスノーボードを続け,
前よりももっと楽しもうという気にさせます.
研はスノーボーダーとしての自分に誇りを持ち,仲間と支え合って成長してきました.
スノーボードのおかげでリフレシュしては日常生活を続けてきました.
研は最近結婚し,近く父親になります.家族との生活を優先することに決めました.
そこで,どのようにして,スノーボードを続けながら,新しい家族の生活を
調整しようかと悩んでいます.
これが彼の現在の最大の課題です.
Comments