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ファミリーバトミントン

odawaraetsuko1

2024/3/18

文子さんは,忙しい生活の中で,地域のバトミントンクラブに通っています.

今日は息子の友一さんから聞いた文子さんのファミリーバトミントンのお話を

書こうと思います.

そして,次回のブログで,どのようにこのファミリーバトミントンが

文子さんの大切な作業になっているのかを検討するつもりです.


ファミリーバトミントン





文子は60代の女性で,責任感の強い,頑張り屋さんです.

学生時代はテニスクラブに所属し,広い交流を楽しんでいました.

その後,保育士として働いていましたが,結婚を機に仕事を辞め,

夫,夫の両親と同居し,息子2人を含めて3世代家族で生活してきました.


文子はその後工場に勤務し,家事,育児,仕事で一日が過ぎる生活を

続けてきました.息子の友一には,母親はきちんと家事も仕事も

こなそうと忙しく働いていたけれど,仕事,家事,寝る,を繰り返し,

余裕なくイライラしているように見えていました.


文子は,友一から,地域のバトミントンサークルに誘われました.

彼女の住む地域では,小学校の体育館が住民に開放され,

若者も高齢者も一緒にスポーツに参加する機会があります.

ファミリーバトミントンは毎週火曜日です.

文子は「家事があるのでそんな余裕はない」と断りましたが,

しつこく誘われて,試しに友一と行きました.


文子は一度参加すると,楽しかった様子で,

次の火曜日を楽しみにするようになりました.

「次の火曜日も行けるの?」「一緒に行こう」と友一を誘うようになりました.

仕事の後にバトミントンに行けるように,火曜日は夕飯の準備を工夫して,

「カレーの日」になりました.




文子はバトミントンに興じると,これまで友一が見たこともないような笑顔を

見せるようになりました.これは友一にとって,母親の新しい一面でした.

若い時はこんな明るい人だったのだろうと友一は想像しました.


今では,友一にプレゼントされたカーボンラケットを持参して,毎週参加します.

地域の交流試合に出場し,チームのユニフォームを提案し,

仲間の応援に駆け付けるほどの熱心なメンバーです.


文子は,「ストレス発散と体力つくりのために」バトミントンに参加している

といいます.

息子の友一は,母親の生活に有意義な時間をできたことを喜んでいます.

文子は長年家族のために献身的に家事に仕事に頑張ってきましたが,

自分が楽しめる時間にはめぐまれませんでした.

バトミントンを通して他の人たちと楽しく過ごせる,

自分の時間を持てるようになったことは素晴らしいことです.

友一は,母親の生活にこのような有意義な時間ができたこと,

そのきっかけを作れたことを喜んでいます.

 

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