ボーリング
- odawaraetsuko1
- 5月19日
- 読了時間: 3分

アメリカのイリノイ州に住む大学生のパトリックにインタビューでよくする作業について話してもらいました。
パトリックは21歳の日本語と国際交流を専攻する大学生で,大学の寮に住んでいます。ずっと,日本に興味を持っていて,去年家族と京都を旅行して,ますます日本を好きになったそうです。スポーツに興味はないが,ボーリングだけは好きだと言い,ボーリングについて話してくれました。
パトリックはもの静かで家族としか話さないような少年でした。パトリックの母方のおじいさんがプロボウラーだったので,彼の母は幼少期からボーリングに親しんでいましたが,パトリックが子どもの頃のお母さんは忙しくて家族でボーリングに行くことはありませんでした。パトリックが18歳の時に,久しぶりに母がボーリングに行こうと言いました。パトリックはうまくできないのがわかっていたので,行きたくなかったけど,家族みんなが乗り気だったので,仕方なく一緒に行きました。パトリックはガターを出して,30点の成績でした。みじめに感じ,他の人たちが自分をどう評価しているのかがとても気になりました。でも,母が楽しんでいるので,彼はそのままボーリングを続けました。その後,家族でボーリングに行くようになり,パトリックは腕をあげ,ボーリングを好きになりました。もう,パトリックは自分をダメだとは思わなくなりました。
パトリックはボーリングをするのが楽しくて,地域のボーリングリーグに登録しました。彼が参加したのは,パトリックと同じ年の男の子とその祖父と叔父からなるチームでした。みんなとてもよい人たちで,みんな似たような腕前でした。みんなで,切磋琢磨し,楽しみました。パトリックはこのチームにいると,自分がこの家族の一員のようで,とても居心地よく感じました。でも,大学に入学すると,リーグには通えなくなり退会しました。
パトリックは大学に入学し,日本クラブとボーリングクラブに入部しました。寮では,韓国からの留学生がルームメートになりました。このルームメートは英語があまりしゃべれませんでした。パトリックは彼をボーリングに誘って,一緒に楽しみました。カップラーメンを箸で食べる方法を教えてもらいましたが,これは面白い経験でした。ルームメートは一緒にいると楽しい人だったが,半年後に彼は帰国しました。帰国前に二人で旅行もしました。今もメールで連絡しています。
パトリックは,ボーリングクラブで役員となり,友達や他の学生を週一回のボーリングに誘い,みんなが楽しく交流できるように働きかけています。日記にもその時の様子を写真付きで記録しています。
最近,パトリックはボーリングで自分が得点を出せなくても楽しめるようになったのをうれしく思っています。誰かがガタ―を出すとみんなで笑って楽しんでいますし,よいプレーが出た時もみんなで笑っているのが最高です。
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