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ボーリングという作業

  • odawaraetsuko1
  • 6月2日
  • 読了時間: 3分

2025/06/02


先日 パトリックが十代で新生活をつくるのに重要な作業としてボーリングが役立ったというお話を書きました。それまで彼は物静かな少年で,話すのは家族に限られていました。ボーリングのお陰で,彼は社会的なつながりを作り,大学生活に参加していきました。彼は自信さえ身につけました。

きょうは,以下の角度から作業としてのボーリングの見方についてもっとお伝えします。

              作業としてのボーリングの形態

              その作業の機能

              そしてその意味

ボーリングを広い作業のイメージで見て(俯瞰する)ために,パトリックがボーリングをしているところを想像してみましょう。


ボーリングという作業


状況:パトリックは21才の日本語と国際交流を専攻する学生で,学生寮に住んでいる。彼は18歳までは物静かでほとんど家族としか話さなかった。ほとんどスポーツには興味がなかった。


その作業の形態:18歳の時,母が家族でボーリングに行きたいと言い出したので,毎週ボーリングに行くようになった。19歳の時にはボーリングのスキルが上達し,地域のボーリングリーグに入会した。よいチームに恵まれ,チームメートとプレイを楽しみ競い合った。しかし,大学に入学し寮に住み始めた時に,リーグを退会した。彼は韓国出身のルームメートをボーリングに誘った。一緒の時間を楽しみ,カップラーメンを食べる時の箸の使い方を教えてもらった。彼は申し出てボーリングクラブの役員になり,学生たちがボーリングでよく交流するように働きかけた。彼はボーリングのスキルも社会的なスキルも上達していった。最近はボーリングクラブ活動にとても満足してる。誰かがガタ―を出して失敗したり,すばらしいパフォーマンスを出したりすると,みんなと一緒に笑っている。


その作業の機能:18歳で家族とボーリングに行き始めた。彼はスキルを上げ,自信を持つようになった。ボーリングのおかげで彼はルームメートとよい関係を築いた。ボーリングリーグや大学のボーリングクラブの活動でも社会的な交流を広げていった。いろいろなっ状況でボーリングに参加することで,彼はボーリングの技だけでなく社会的なスキルを獲得した。それらのグループに所属感を持った。他の人たちと一緒にいても居心地よく,満足し,自分に自信を持つことができた。ボーリングは彼が社会に参加するように,ボーリングのスキルと社会的スキルの上達を助けてくれた。


その作業の意味:パトリックは友達があまりなく,自信がなかった。家族とボーリングを続けて,スキルが上がると自信がつき,ボーリングを通して人々と交流するようになった。ボーリングを通していろいろな人々とつながり,いろいろなグループに所属し,他の人たちが楽しめるように働きかける。自分の居場所を手に入れた。以前は人の評価を気にしていたが,今はボーリングの仲間たちと失敗も成功も一緒に楽しめるようになったことに満足している。

 
 
 

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