- odawaraetsuko1
作業としてのスノーボード
2024/06/10
友人の研がどのようにスノーボードに熱中し,スノーボード仲間との“セッション”
ができるのを誇りにしているかを書きました.彼は30代半ばです.
スノーボードは研にとって大事な作業のひとつです.
しかし,最近,結婚して幸せですが,家族生活とスノーボードのバランスを
どのように作ろうかと悩んでいます.
今日は次の側面から,作業としてのスノーボードの見方をお伝えします.
作業としてのスノーボードの形態,
その作業の機能,
その作業の意味です.
この作業を広い視野で見る(俯瞰する)ために,研がスノーボードをしているのを
想像してみましょう.
作業としてのスノーボード
状況:研は14年前に職場の同僚とスノーボードに行き始めました.
コロナ禍の後,同僚は誰も行かなくなったが,研は一人でスノーボードを
続けることにしました.
作業の形態:
研は,シーズン中に,15回,1-2日かけてスノーボードに出かけます.
技ができるようになるほどに,スノーボードに熱中していきました.
スノーボードの中で一番好きなのは障害物を越える滑りです.
これはとてもスリリングです.
坂を急速で滑り降りる時に,まるで急降下するローラーコースタに
乗っているような感じがするのも好きです.
一方,研はスキー場で知り合った熱心なスノーボーダーたちと交流します.
スノーボーダーたちは.必要な情報を交換し,喜んでお互いの道具を貸し借り,
スキルを教え合い,褒め合います.お互いに尊敬し,スノーボードの技と
興味を共有します.
研は最近結婚しました.家族との生活を優先することに決めました.
もう以前のようには,スノーボードに熱中することはできません.
これは,今や中年男性である研にとって環境の挑戦です.
作業の機能:
研はスノーボードに夢中になっていきました.
雪の積もった坂を滑っているときは,滑りだけに集中し,
他のことは何も考えません.
スキルが上達すればするほどこのスポーツに没頭し,上達するほどに達成感と
満足感を持ちます.
さらに,スノーボーダーとしてのアイデンティティーを構築し,
自分に自信を持ちます.
日常生活から離れたところでスケートボードに没頭し,元気になります.
研は日常のストレスから解放されて幸せです.
一方,スノーボードは危険なスポーツです.研はスノーボードのスリルと
障害物を越える滑りに夢中です.
スノーボーダー仲間が「セッション」と呼ぶ集まりがあります.
スノーボーダーたちは協力して,スキルを上げ,スノーボードをたっぷり
楽しみます.
このコミュニティーに参加するのは居心地が良く,多くのことを吸収できるので,
研は興奮します.研は,このコミュニティーのお陰で,スノーボーダーとしての
アイデンティティーを確立し,スノーボードを楽しみ続けることができました.
研にはスノーボーダーのコミュニティー(仲間)は魅力があり,スノーボードは
止められません.
作業の意味:
スノーボードは研にとって大切な作業のひとつです.研を満足させ,
研のアイデンティティーの構築を支え,日常生活のストレスを軽減しました.
一方,スノーボードは危険なスポーツであり,研はスノーボードにかなりの
時間費やしてきました.
研は長年独身でしたが,最近結婚し人生の新しいステージに進みました.
彼は家族生活を優先することに決めましたが,家族との生活と自分の趣味の
バランスをどのように作ればいいのかわかりません.
研はどのようにしたらスノーボードを続けられるか思案しています.
彼は新しいステージで,環境の挑戦に適応し,健康とウェルビーングを
高めるために,新しく作業バランスを構築する必要があるのです.
彼は家庭人として趣味と生活の間に良いバランスを作る必要があります.
あなたが研だったら,どうしますか?
あなたが研だったら,環境からの挑戦にどのように立ち向かいますか?
作業バランスを取るためにいろんな可能性(選択肢)があります.
考えてみましょう.あなたが研だったら.....?
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