作業としての居場所つくり
2024/12/11
前回はアーサーのストーリーを書きました.アーサーはドイツとアメリカで育ちました.子ども時代には友達ができませんでした.いじめられて引きこもっていました.
漫画を通して日本文化に興味を持ち,日本語学習,東京のステイホームを通して,将来日本に住もうと決心しました.それから,交換留学生となり日本で英語を教えました.ついに,自分の居場所を日本に作り,幸せな生活と英語ビジネスを実現しています.
今日は,以下の角度から,作業としての居場所つくりの見方をお伝えしたいと思います.
作業としての居場所つくりの形態,
その作業の機能,
その作業の意味.
居場所つくりを大きな視点で(俯瞰して)見るために,アーサーの居場所つくりを想像してみましょう.
作業としての居場所つくり
状況:アーサーは現在日本人妻と息子2人と東京近郊に住んでいる33歳の
アメリカ人である.10年前から日本人相手に英語ビジネスを展開している.
子どもの時にアーサーが直面した環境の挑戦は,孤立していたこと,
友人ができないことだった.
ここで,アーサーは前に進むために環境の挑戦に立ち向かおうと頑張った.
作業の形態:アーサーは幼少時代友達ができなかった.
いじめられ,引きこりになった.
漫画に親しみストレスを発散したことがきっかけで,日本に興味を持ち,
日本語を学んだ.
日本人家庭教師の好意で,東京でホームステイを経験した.
日本人と交流した.
日本文化は魅力的だった.将来は日本に住もうと決めた.
アメリカの大学に入学し,4年生の時に交換留学生として東京に戻り
英語を教えYouTubeを始めた.
アメリカの大学を卒業すると日本に移住し結婚した.
英語学習ビジネスを頑張ってきた.
現在は,縁(つながり)をキーコンセプトに展開中である.
作業の機能:アーサーはドイツとアメリカ社会で居場所がなかった.
漫画を通して,日本文化と日本語に興味を持ち,ホームステイ,留学,
日本の生活,英語ビジネスを通して,人々とつながり,信頼関係を築いた.
彼は居心地よくなった.
日本で作業的場所を築き,生活の拠点を作った.
今では,日本の人々が英語を習得し他の国々の人々とつながるように
支援している.
この作業は,アーサーに日本社会への所属感をもたらしている.
彼は,安心し,居心地よく生活している.
さらに,この作業はアーサーを援助し,日本人が他の国の人々とつながり,
所属感を持てるように働きかけている.
作業の意味:アーサーは幼少期に自己主張中心の社会で生活し,友人ができず,
いじめられてきた経験がある.
人々が互いに配慮し,つながりを大切にすることに価値を置く日本の
文化に魅力を感じた.
アーサーはその一部になり,居心地が良かった.
アーサーは,この縁(つながり)に価値を見出し,日本で生活し家族も作り,
人々と交流して,英語を教えながら,作業の場所を築いてきた.
さらに,彼はビジネスのコアに縁を置き,日本人の生徒が世界中の人々と
つながりを作れるように指導している.
日本人が世界の人々とつながることを支援することに価値を見出している.
Comentários