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作業としての散歩

odawaraetsuko1

                                2024/1/29

前回のブログで,私の「エアロビクスから散歩」の経験

について書きました.


今日は,「作業としての散歩の見方」について,

お伝えしたいと思います.

作業の三つの側面,つまり,作業の形態,作業の機能,

作業の意味から見ていきたいと思います.

この作業のビッグピクチャーを見る(俯瞰する)ために,

私,悦子が散歩をしているところを想像してみましょう.


作業としての散歩


           

状況

まず,悦子が散歩を始める前の状況を考えてみましょう.

悦子ははりきって留学しましたが,環境の変化に出会いました.

言葉の壁と膨大な課題が悦子を待ち構えていたのです.

課題をこなすために図書館と自室でほとんどの時間を過ごすようになり,

エアロビクスを通して築いた運動の習慣は完全に消え,体力が低下し,再び腰痛がおこり,勉強を続けることもむずかしくなりました.

【シールビーチの凧揚げ大会】

これが環境からの悦子への挑戦です.

悦子は途方にくれました.

よい状態ではありません.

悦子は状況と環境を変えねばなりません.

悦子は散歩を始めることで,環境を変えようとパンチを繰り出しました.

悦子はよくなるために,つまりウェルビーングと生活の質を高めるために,

環境の挑戦に立ち向かったのです.


作業の形態

作業としての散歩に何があったのかを探るために,

この作業のビッグピクチャーを見る(俯瞰する)ことにしましょう.

まず,悦子がやった(従事した)「散歩の形態」を考えましょう.

この作業は,誰が,いつ,どこで,どのように,だれと,どのくらい,

どの頻度で参加するかを考えましょう.

悦子は夕方5時なると,机を離れ,全身のストレッチをし,散歩に出かけ,

毎日,近所を散歩をしました.20分から始め,徐々に60分に増えました.

夏は夕食後に,冬は午後の早い時間に実行し,

散歩は年間を通して悦子の生活の一部,習慣となりました.

悦子はこのルーチンを留学中ずっと続けたのです.


作業の機能

次に,この「散歩の機能」を考えましょう.

散歩は悦子の生活をどのように変えたでしょうか?

どのように健康,ウェルビーイングを高めたでしょうか?


忙しい生活の中で実行可能な活動として散歩とストレッチを選択しました.

毎日ストレッチと散歩を繰り返すことには,

腰痛を防止し,体力がついて,身体的な効果がありました.

机に向かって長時間研究活動をすることがを可能になりました.

メンタル面では,毎日新鮮な外気で体を動かし,

近所を歩きながらいろいろな刺激を受けることは,

落ち込んでいた気分をリフレシュし,学業の不安やストレスを軽減し,

再び研究活動に集中できるように支えてくれました.

さらに,この散歩とストレッチは悦子にとって毎日の楽しみとなり,

生活のリズムを作り,明日も次の日も生活を継続する力,

人生を前に進める力となったようです.

連続した毎日の効果が,学生生活の継続を支えてくれました.

悦子は健康とウェルビーイングを高めて,学業の継続を支えてくれたことに喜んでいます.


作業の意味

最後に悦子にとっての「散歩の意味」を考えましょう.

悦子は身体の不調,膨大な課題からのストレスと不安のため,

勉強に集中し続けることが難しくなっていました.

これらの環境からの挑戦に立ち向かうために,散歩というパンチを繰り出しました.

散歩は,悦子の体調を整え,学業の継続を可能にしてくれました.

さらに,落ち込む気分を切り替え,

毎日夕方に散歩をすることが楽しみになり,毎日のリズムを作ってくれました.

散歩は,学業の不安やストレスに立ち向かうためのパンチとなり,

生活を持続する大きな支えとなりました.

散歩は,厳しい挑戦に向う悦子にとって,生活の重要な一部となって,心身ともに環境にフィットするように助けてくれたという意味があります.

さらに,悦子にとっては前に進み続ける推進力になったという意味もあります.



 

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