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作業的写真プロジェクト

作業的写真とは
あなたやあなたの周囲の人々が日常的作業を通してどのように健康・幸福を高めているのか理解しましょう。作業的写真は、作業の見方を身につけるための頼もしい味方です。
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作業的写真は人間の理解を深めること

写真を見ながら作業の話をする実践を「作業的写真」と言います。
図を見てください。
左側の人が、右側の人に自分が日頃やっていること、例えばジョギングの写真を見せながらその作業について話し、聞き手は耳を傾けます。
その目的は、この会話を通して、作業と健康についての理解、作業的存在としての人間の理解を深めることです。
この実践は、そのための手段です。
話し手は、自分や親しい人にとって大切な作業や日常的にしている作業の写真を見せながら話します。聞き手は興味を持って耳を傾けます。
このプロジェクトでは、作業についての会話を通して健康と作業について理解を深めます。
理解を深めるために頼りにするのが作業科学の考え方です。
作業と健康を考え、理解する基盤が、人間は作業的存在であるという考え方です。
我々人間は環境の中でいろいろな影響を受けながら生活しています。
そして、環境からの挑戦に適応し、良い状態(well-being)になるように対応します(Yerxa他、1990;Yernxa、 1998)。
つまり、人間はよりよい状態を求めて、柔軟に環境に対応する主体的、活動的、有能な存在であると考えています。
作業についてもっと知りたい方は、小田原悦子著「作業的写真プロジェクトとは」(幻冬舎)を読んでください。
