ほのぼの版画
2024/07/15
友人の太一さんはたくさんの趣味を楽しむ退職者です.太一さんから趣味のひとつ
版画の経験について話を聞きました.
太一さんはユーモラスな版画を作成し,作品を友人にシェアして交流を楽しんでいます.
友人との交流が彼を元気にし,さらなる版画制作の刺激となっています.
次回は,作業としての版画の広い見方をお伝えします.
このブログについての皆さんのお声を聞きたいと思っています.
お手数ですが,ログインして感想やコメントを残していただければ,とてもうれしいです.よろしくお願いします.
ほのぼの版画
太一さんのほのぼの版画
太一は70代の男性で,妻と暮らしています.
長年作業療法士として,臨床,教育,地域でフットワーク軽く,
いろんな人たちとスクラム組んでいろんな活動に取り組んで,
時代の先端を駆け抜けてきました.
その一方で,早期退職していろんな趣味や活動に打ち込みたいという憧れが
ありました.
60代前半から徐々に仕事中心から趣味とボランティア活動中心の生活にシフトし,
6年前に完全に退職し,今は年金暮らしです.
仕事中心に生きてきた男性退職者が仕事から離れるとすることがなく,
活気を失うとよくいわれますが,太一は家庭菜園,料理,ジョブラン,読書,
観光ガイド,油絵など,いろんな活動や趣味を試しては自分に合うものを
探してきました.
今楽しんでいることとして,真っ先に話してくれたのが,版画です.
太一さんのほのぼの版画
太一は若い時から木版画が好きで,毎年版画の年賀状を送ってきました.
退職後に,コンクールで入賞したことがきっかけとなり,地域の老人大学の版画コースに入り,身近なテーマでユーモラスな作品作りにシフトしていきました.
写真のように,日常の家族の風景をテーマにしています.
季節の行事,社会の出来事,風俗を取り入れ,ユーモアのある家族の風景を思い描きスケッチすることから始まります.
場面や人物を調整しながら,デザインを決めるのに時間をかけます.
彫り,刷り,修正を繰り返して,完成します.
版画は月に2回作成し,ハガキに刷って昔から友人や知り合いに送ります.
この仲間たちからの反応が楽しみです.
返信がある人達に送っていたら,太一より年上の退職者たち10人くらいの版画コミュニティーになりました.
仲間からの様々な反応が一番うれしいです.
太一は,彼が家族の風景を描いた版画が “ほのぼの版画”と名付けられたことが
うれしいです.
仲間たちの近況が知れるのも楽しみです.
太一は,人生の後半で,生活の変化を版画の感想に添えて交換するのに程よい手段になっていると考えています.
太一さんのほのぼの版画
作業の素晴らしさがわかる素敵なお話しですね